COMPANY
社長の一言メッセージ(2006)
山の上から、星を見つめよう
資格を持っていたからと言って仕事が出来るわけではない!
そうだ!でも資格ぐらいは簡単に取っておこう。
人生は勉強だけではない!
そうだ!でも勉強をしない人が言っても心に響かない。
金があったからと言って人生が幸せになるわけではない!
そうだ!でも必要な金ぐらいいつでも稼げるようになろう。
人間は外見ではない。中身だ!
そうだ!でも中身は見た目に現れる。
地に足をつけ、山を登りながら、星を見つめよう。
高いステージで夢を語ろう。
魅力的になるなら、ちょっと損をするのがいい
割り勘で端数が出たらその分は自分が支払う
借りた金は必ず返すが、貸した金は返らないと思って諦める
皆が嫌がる仕事は自分が引き受ける
見返りがなくても、相手の為になる事なら一生懸命にやる
相手が期待している以上の事を行い、相手が期待している以上を支払う
自分がちょっと損をすることは相手や皆がちょっと得をすることである
自分の手元の現金はちょっと少なくなるが、あちこちに貯金をしているようなものである
それがすごい利子を付けて行くので、とても豊かに生きていくことが出来る
ちょっと損をする生き方は周囲に信頼や信用を増大させ、自分に魅力を付けて行く
同じ事をしていても、魅力的な人はそこが素敵だし、魅力の無い人はそこがダメだと言われる
魅力的な人は大いに得をしている
働いていて幸せなことは
社員が働いていて一番幸せなことは
自分の胸の内を
批判や説教、意見を言わないで
全部そのまま熱心に聞いてくれる
口の堅い上司の下で働くことです
上司が働いていて一番幸せなことは
自分の決断に
批判や陰口、意見を言わないで
自分を信頼し、心の痛みを共有してくれて
ニコッと笑って、「ハイ!」と言ってくれる
部下に恵まれることです
約束
約束を必ず守るという行為は、相手との信頼関係を築き上げるとともに、
自分自身との信頼関係を築き上げるものだ。
約束を守らないという行為は、自分自身を裏切り、自分自身に対する信頼を失っていく事になる。
相手が忘れていそうな小さな約束こそ、全力で守り抜いていこう。
自分自身に対する誇りが高まり、自分を好きになっていく。
好きな道を歩む
魅力的な人とは、立派になろうとか成功しようとかはあまり考えない人ではないかと思う。
夢をもって、自分の好きな道を突き進んでいる人に多く見られるように思う。
でもただ自分の好きな道だけを突き進んでいるだけではないようだ。
自分の道を突き進むにしても、
現実にある自分の為すべきことを為さなければ、
自分のやりたいことは出来ないものだ。
自分のやるべき事に自分のやりたい事を投影させていく力が必要なのだと思う。
人は何か良い事があった時に「ありがとう」と感謝する。
だが良くない事が起きた時や、まだ何も起きていない時に「ありがとう」と感謝すると、
良い事が起きてくるのである。
自分の好きな道とは事柄ではない、「道」である。
自分のやるべき事に、自分の好きな道を重ねていくと、自分のやりたい事が実現されてくる。
挟間(はざま)
僕が憧れるのは
文学を愛するコンピューターエンジニア
スポーツマンであり、かつ芸術家
強くて優しい人
現実と泥んこになって戦いながら、夢や理想を美しく語る人
善きことを為すも 名は求めず
悪しきことを為すも 罪は犯さない
一日の中で一番美しいのは昼や夜ではない
朝焼けや夕焼けが映える昼と夜の狭間である。
挟間にこそ、人間としての魅力があり、人としての深みがある
自分を愛する
人が不満や不安を持つのは自分の自己重要感が満たされていないからである。
人は自分の自己重要感を満たしてくれる人に惹きつけられていくものである。
だから魅力的な人になるには、相手の自己重要感を満たしてあげればいい。
ただ自分の自己重要感が満たされていないと、充分に相手の自己重要感まで満たすこ
とが出来ない。
だからまず自分で自分の自己重要感を満たすことが重要である。
自分が満たされていないから、相手に求めたり、自慢したりしてしまう。
自分こそが自分を一番愛してあげることである。
自分を愛している人が、他人を愛することが出来るのである。
自分をいつも誉めてあげよう。
自分をいつも愛してあげよう。
充分に、そして密かに・・
女は美しい
女の人は美しい。
男よりも野心や闘争心が薄く、愛が深いからであろうか?
若い女性は特に美しい。
若い女性はそれだけで美しい。男を惹きつけるオーラがある。
年をとった女性はさらに美しい。
年輪を重ねるごとに、心で感じる本当の美しさを備えていくからだろうか?
女性が持っている女性特有の美しさ。
長く付き合っていくほど、それがよくわかってくる。
縁
その女の先生が五年生の担任になった時、一人、服装が不潔でだらしなく、
どうしても好きになれない少年がいた。
生徒の記録には少年の悪い所ばかりを記入するようになっていた。
ある時、少年の一年生からの記録が目に止まった。
「朗らかで、友達が好きで、人にも親切。勉強も良く出来、将来が楽しみ。」とある。
間違いだ。他の子の記録に違いない。
二年生になると、「母親が病気で世話をしなければならず、時々遅刻する。」とある。
三年生「母親が死亡。希望を失い、悲しんでいる」。
四年生「父は生きる意欲を失い、アルコール依存症となり、子供に暴力をふるう」。
先生の胸に激しい痛みが走った。
放課後、先生は少年に声を掛けた。
「先生は夕方まで教室で仕事をするから、あなたも勉強していかない?わからない所は教えてあげるから」。
少年は初めて笑顔を見せた。それから毎日、少年は先生に付いて予習、復習を熱心に続けた。
授業で少年が初めて手を上げた時、先生の胸にこみ上げて来るものがあった。少年は自信を持ち始めていた。
クリスマスの午後だった。少年が小さな包みを先生の胸に押し付けてきた。
あとで開けてみると、使い掛けの香水の瓶だった。
亡くなったお母さんが使っていたものに違いない。先生はその香水をつけ、夕暮れに少年の家を尋ねた。
雑然とした部屋で独り本を読んでいた少年は、気が付くと飛んできて、先生の胸に顔を埋めて叫んだ。
「ああ、お母さんの匂い!今日はなんて素敵なクリスマスなんだ!」
六年生では先生は少年の担任ではなくなった。卒業の時、少年から1枚のカードが届いた。
「先生は僕のお母さんのようです。いままで出会った人の中で一番素晴らしい人でした」。
それから6年。またカードが届いた。
「明日は高校の卒業式。僕は五年生の時、先生に担当してもらって、とても幸せでした。
おかげで奨学金をもらって医学部に進学することが出来ます」。
それから10年を経て又カードが届いた。
そこには先生に出会えた事への感謝と父親に叩かれた体験があるから患者の痛みがわかる医者になれたと記され、
こう締めくくられていた。
「僕はよく五年生の時の先生を思い出します。
あのままだめになってしまう僕を救ってくださった先生を神様のように感じます。
大人になり、医者になった僕にとって最高の先生は、五年生の時に担当してくださった先生です。
本当にありがとうございました」。
そして1年後。届いたカードは結婚式の招待状だった。
「母の席に座ってください。」と一行書き添えられていた。
鈴木秀子先生の話である。たった1年間の担任の先生との縁。
その短い縁に少年は無限の光を見出し、それを拠り所として生きてきた。
ここにこの少年の素晴らしさがある。
たとえ短いとしても、ここで出会ったこの縁を大切にしていこう!